道産子女、海を渡る

道北出身アラフォーが海外で生活と子育てに奮闘するブログ 北海道→ミネソタ→ケルン→武漢

子宮筋腫除去 腹腔鏡下手術

子宮筋腫が大きくなってしまったので、除去手術を受けることになった。

特別悪さをしているわけではなさそうだが、わりといいスピードで成長しているようなので、取れるうちに。

街中の専門医療機関にて全身麻酔内視鏡による手術で二泊三日の入院。

 

1日目

朝10時に来てね、と言われていたけれど少し早めに行った。あれよあれよという間に病室に案内され、着替え、剃毛、ヘアキャップをかぶせられて車椅子に乗せられ、ベルトコンベアで運ばれているような気分。コンタクト禁止というのも手伝って、半分夢の中にいるみたいだった。

葉加瀬太郎茂木健一郎を足したようなドイツ人担当医に簡単な説明を受け、取った筋腫が見られるか聞いてみるもやんわりと断られる。右腕に管を入れられ、何かを投与され、手術台に登ったところから記憶がない。次の瞬間には妙に明るい、手術室とは別のところでベッドに寝かされていた。

寒いと言ったら電気毛布みたいなものでくるんでくれた。

 

病室に運ばれ、オットが来た。

朦朧としながら何かぽつりぽつり話したような気がする。

お腹には大きな絆創膏が四つ。点滴とカテーテルがつながっていたけれど不快感はなくて、どれだけ水を飲んでもトイレに行かなくていいなんて素晴らしい!と思ってしまった私は普段からオムツを履いて寝た方がいいのかもしれない。

夜になって、看護師さんと一緒に10歩ほど歩く。気持ちは元気なのに思いのほかフラフラで驚いた。1日目はこれで終了。軽い睡眠導入剤を処方されて就寝。

 

2日目

点滴とカテーテルが取れた。

痛み止めを飲んでいるのも手伝って、痛みは感じないが、お腹周辺と内臓に違和感はある。腹筋を使ったり走るなど衝撃を与えるとよろしくないような気がする。

おっかなびっくりトイレまで歩いて歯を磨き、着ていた手術着から持ってきた部屋着に着替える。

同室に同じ手術を受ける方がやって来た。1日目は二人部屋を一人で使っていたので、不自由になっちゃうかな?なんて思うも、とても気さくな方で楽しく過ごさせていただいた。うっかり苗字でした自己紹介がうまく通じず、Susanと呼ばれていたが訂正しなかった。

1日目同様、痛み止めと睡眠導入剤を飲んで就寝。

 

3日目

朝9時にオットが迎えに来てくれて退院。

たくさん歩くとお腹に違和感。痛み止めが切れるとやはり痛い。

始めて術後の傷をしっかり見た。この穴から何かが入って、私の一部を切り取っていったなんて不思議で仕方ない。アブダクトされたらこんな感じなんだろうか。

自分のことなのに見えないもんだなぁ。それをやってのけるお医者さんも看護師さんもすごいなぁ。とひとしきり感心する。

子供達は再会を喜んでくれたが、彼らの勢いがこわい。全力で来られたら色々ぱっくり開いちゃいそうな気がする。

内臓が不穏な感じなのでゴロゴロして過ごす。

 

一週間後に婦人科検診。それで異常がなければひと段落。引越しで落ち着かない時期に重なってしまったけれど、慣れた国、医療機関でことを済ませたかったのでこれで良かったのだと思う。