道産子女、海を渡る

道北出身アラフォーが海外で生活と子育てに奮闘するブログ 北海道→ミネソタ→ケルン→武漢

此岸 彼岸

iTunesFishmansが手に入るようになったと聞いて、

学生時代にお友達に聞かせてもらっていいなと思っていたのを思い出し、検索、購入。

Baby Blueという曲だった。

聞いたのは10年以上前。でも、覚えているものだなぁ。

 

その頃既にFishmansのボーカリストは亡くなっていて

歌も声もこんなに素敵で好きなのに、もうこの世にはいないなんて、と

カーステレオでこの曲を流しながら話したのを思い出した。

 

人は死んだらどこに行くかなんてよくわからないけれど、

ただただ消えてしまうだけとは思いたくない自分もいて、

それはきっと、またいつかどこかで会いたいという微かな希望。

自らの宗教観さえうまく説明できない私の小さな祈り。

時折うっかり、元気にしてるかな?なんて思ってしまって

しまった、あの子はもう川の向こうなのだったと思い出す。

たまに夢で会っては、ちょっと嬉しくなって、すごく寂しくなって。

一緒に年を重ねられないということが、ただただ残念。

 

そういえばちょうど、お盆なんだった。

ご先祖様や亡くなった人に国境はあるのかしら。

うちにはお香しかないけれど、焚いてみようかな。

しばし、逝ってしまった愛しい人々に想いをはせてみる。